介護しやすい家に
いわゆる田舎の家でした。高齢の父と母が二人で住むには広いし、段差もあって、冬は隙間風で寒く・・・ そのころ、父は病院で療養中で、全介護を要する状態。それでも家に帰りたいと強く願っていました。もうそう長くはないだろう余生。父の希望を叶えてあげたいと思い、父に自宅に戻ってきてもらって、私たちが介護をしようと決めました。 しかし、今の家の状態ではあまりにも不便で。そこで介護しやすい家に変えたいと思いました。体は元気ですが高齢の母も生活しやすいように。 残念ながら、父はリフォームが終わる一か月前に他界しましたが。
動線が改善されたあたたかい家に
リフォームなので既存の限られた空間ですが、できるだけ介護に役立つようにと、至るところに工夫を施してくれました。父がこだわってつくった和室であることを伝えると、その和室で父が過ごせるように間取りを工夫してくれました。以前のキッチン収納棚を、食品庫の棚板に再利用してもらえたことも無駄がなくよかったです。洗面・トイレ・風呂・洗濯が一か所で済ませられるなど、生活スペースの動線が短くなり、バリアフリーになったことで、高齢の母も住みやすく、掃除や介護もしやすいです。 お風呂は、湯船も深くなくなり、母を安心して入れられます。また、冬、湯船から出ても体が冷えることがありません。オール電化にしたことで、使い方も楽になりました。
真冬は本当に家のあたたかさが分かります。寝る前に暖房のスイッチを切ることもありますが、朝起きても室温は15度以上に保たれています。エアコンだけですが、足元がひんやりしていないので、母は床に直接座って、好きなパズルをしているくらいです。
柔軟な対応で親身な家づくり
夜遅くまで自分の納得がゆくまで仕事を続ける姿を見て、家づくりに対する強いこだわりと情熱を感じました。タオルかけなどの細かい備品を取り付ける際でも、年老いた母が生活するにはどこがいいのかと親身になって考えてもらえてありがたいなあと思いました。
施工が始まって、実際の現場を見ていくうちに出てくる、「やっぱりこうしたい」というこちらの新たな要望や変更にも、柔軟に対応してもらえました。ハウスメーカーで工事を頼んだこともあるので、西川建築工房さんのように相談した担当者がそのまま設計、施工をしてくれるというのは、自分たちの希望がそのままに反映してもらえてよかったです。
これから
これまでのところは、こちらの疑問や要望に全て答えて対応してくれて頼もしいです。これからも維持管理に協力をお願いします。