Q1住宅

不燃断熱材の採用
  • 不燃断熱材の採用

    住宅は、人の安全性が重要であると考えています。激しく燃焼する断熱材、燃えたら有毒ガスを発生するような断熱材は極力避けています。

    これは、家づくりを考えているお施主様にとって特に知ってもらいたいことです。断熱材が燃える?どういうことか分からないし、気にしないで建ててしまわれる方が多いのではないか。近年、施工が容易であるという理由から、発砲系の断熱材を使っている会社が多いです。ですが、日本は地震国、地震と火災はつきものです。燃えやすい断熱材を使うと、一旦家に火が付くと、ボヤ騒ぎではおさまりません。全焼、もしくは隣の家も大きく燃やして大惨事となります。
    高断熱住宅は断熱材にすっぽりと覆われています。その断熱材が燃えたら中にいる人はどうなるのか。燃えるものを選ぶより、燃えないものを選びたい。これは、材料を選択する設計士のモラルであり、良心だと考えています。

    北陸、金沢は全国的に見ても雷が多い地域です。雷による電気配線からの火災は、激しく燃える火災の他に、コンセント周りの断熱材が雷により溶けて一酸化炭素中毒で、家の外に逃げ遅れて亡くなってしまうということも現実的におきてます。

    西川建築工房は、不燃のガラスを主原料としたグラスウールを主な断熱材として使用しています。特徴としては、不燃ということの他に、劣化しにくいということも大きなポイントです。10年も経たないうちに断熱材の劣化によって、家が寒くなると、大きな出費につながります。シロアリの食害にあうこともありません。昨今の温暖化によって、シロアリの生息範囲が拡大しております。防蟻が施された断熱材を使っていても永久に大丈夫かという保証はないと考えています。それは、そういった防蟻性の薬剤は、有機物の可能性が高く、時間の経過とともに自然に還っていく可能性が高いです。基本的に薬剤は10年もちません。それなら、もともと食べられない材料を選んだ方がいいです。グラスウールの最大の特徴は、コストパフォーマンスです。どの断熱材よりも安価で家の断熱を行えます。

    デメリットは、濡れると性能が発揮できなくなるということ。また、グラスウールの存在が邪魔な営業マンに批判されることです。そんな古い断熱材はよくないですよ!結露しますよ!施工不良をおこしますよ!などの営業トークに注意が必要です。ですが、どんな断熱材を用いても綺麗に施工しないといけないのは当たり前で、それはグラスウールだけの話ではないということです。当社は、グラスウールが最高の断熱材だと考えています。厚みに勝るものはないです。